革作品の仕立て③ コバ(革の縁・裁断面)
コバの処理(革の縁・裁断面)について、
裁断面の面取り、ヤスリ掛け、染料による染色、フノリを染み込ませて磨くという工程を、光沢が出るまで繰り返していきます。
さらに、強度が必要な箇所には、熱で蜜蠟を薄く溶かし入れて、再び上記の作業を繰り返して仕上げていきます。
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革作品の仕立て② 2色ステッチ
こちらは、2色ステッチの見本表です。
実際に縫い上げたスキャン画像ではなく、エクセル上で作成したイメージ画像です。
手縫いでは、基本的に1本の糸を2本の針で交差させて目に通していきます。
2色ステッチの場合は、2色の糸を2本の針を使い、同じ要領で縫い上げることで2色交互の縫い目に仕上がります。
これは手縫いならではの手法です。
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革作品の素材② 麻糸とナイロン系糸
こちらは、5色の皮革と組み合わせた縫い目の見本表です。
作品に使用する糸は、麻糸とナイロン系の糸(ビニモ)の2種類です。
糸にはしっかりと蝋を引き、さらに麻糸の場合は、熱を加えて蝋を糸の内部へ溶かし込むことで、摩耗への抵抗を強くしています。
いずれも2本の針を使い、全て手縫いで仕立てています。
ミシン縫いでは上糸が下糸を掬い上げながら並行に縫う縫い方に対し、
手縫いでは1本の糸を交差させながら縫うため、糸が切れた場合に解れ難くなります。
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革作品の素材① 皮革
作品に使用している皮革について、
日本で鞣し加工された栃木レザーなど、2つのタイプ(全5色)のヌメ革を主に使用しています。
革の厚みは1.2mmと0.7mmを箇所に応じて使い分けています。
裏地は使用せず、床面(革の裏面)には、溶かしたフノリで艶が出るまで磨いてます。
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ブログはじめてみました。( 2020.4.26 更新 )
はじめまして、
こんな怪しげなタイトルのブログへお立ち寄りいただきありがとうございます。
日常で使う道具の中の、ささやかなアクセントになる一品を目指して、
シンプルなデザインと機能性、そして丈夫で長く使うことのできる革小物を、
手縫いでコツコツ丁寧に制作しています。
当ブログ内では、主に販売中の定番品をベースに、
セミオーダーで作製させていただいた作品や、過去の作品、
試作品などを、掲載していく予定です。
他にも、地味に続けている自家採種の野菜たちの栽培記録や、
アフガンやパキスタンの異文化の中で生活をした日々の様子、
バックパックを担いで巡った東南アジアの写真なども掲載していくかもしれません。
故・愛猫のことも、悲しみが癒えた頃にでも載せるかもしれません。
非常に気まぐれで、熱しやすく燃え尽きやすいため、
パタッと滞ることもあるかもしれませんが、
福岡の片隅から、のんびりと気の向くままに綴ってみようと思います。
作品は下記のBASE、minne、creemaにて販売していきますので、
ご興味あればお立ち寄りください。
下記の販売サイトにて、定番品のセミオーダーも受け付けています。
■ 販売サイト
【 Base 】 https://abemarwarid.base.ec/
【 minne 】 https://minne.com/@abe-marwarid
【 creema 】 https://www.creema.jp/c/abemarwarid/item/onsale
■ SNS
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2020.4.26 更新