手縫いの革小物の作品の紹介から、気まぐれで野菜栽培の記録、
異文化で生活する人々の記録写真や猫のことなども綴ります

軒下栽培の様子(8月)

 

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盛夏に入り、ぼちぼち収穫が始まりました。

葉菜類のエンサイ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、大葉、豆類のささげ(華厳の滝)は、毎日の食事に困らない程度に安定して収穫できています。

ただ、肝心のトマトと茄子、ピーマンは、花落ちが酷く殆ど収穫が出来ていません。

さらにカメムシのトマトへの吸汁も酷くなり始めています。

 

施肥は、定植前の燕麦の透き込み、椿油粕の水溶液を散布(ナメクジ退治も兼ねて)、定植後には各株の周囲に鶏糞を1.5~2握り程度を2度に分けてしていますが、草姿や葉の色味を見ても窒素過多のようには感じられません。(トマトは一部暴れていますが・・・。)

むしろ養分が足りないくらいかもしれませんが、明らかな肥切れという様子にも見えず、一番の原因は日照不足かと思います。(しっかりと日光を浴びている時間は3~4時間程度)

 
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↑ ここは南側で、後列にはトマト、ささげを植え、前列には茄子、ピーマン、合間にイチゴの苗や南瓜が這っています。

 

今週になって久しぶりに、しっかりと雨が降り、全ての作物が一気に成長した感があります。

いつも感じますが、人工的な水やりと降雨では、その後数日の成長が明らかに違います。

長時間の降雨によって土壌養分が溶け込み、半ば強制的に吸水が行われるからなのでしょうか。

 

↓ こちらは勝手口側(西側の最も日当たりが悪い場所)ですが、両サイドにトマトを植え付けています。合間にはバジル、茄子、胡瓜、ゴーヤなども植えています。

 

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↑ ここが最も日照時間の長いと思われる場所(南西側)で、エンサイ、ツルムラサキ、モロヘイヤを中心に植えています。

ツルムラサキとモロヘイヤは交互に植えていますが、ちょっとモロヘイヤの陰に埋もれつつあります。

フェンス沿いにはササゲを這わせています。

 

↓ 北側の明るい場所にもモロヘイヤと丸鞘オクラを3株植えています。

オクラはゆっくりですが順調に成長しています。(余った茄子の苗も試しにあちこちに植えてます。)

 

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↑ 少し成長したバジル。

バッタの数が多いので、収穫ネットで防除しています。(昨年壊滅したので。)

しかしもう8月中旬だというのに、のほほんとマイペースな成長の様子には少し笑ってしまいます(笑)

20株以上植えていますが、まともに成長しているのは1/3くらい。

今年こそはバジルペーストを大量に仕込みたいです。

 

↓ 大葉も同じく収穫ネットで防除。

左手前は日本南瓜(南部一郎)。右奥は茄子。

 

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↑ バジルの上で虎視眈々とチャンスを窺う大きなショウリョウバッタ

袋掛けしていないと、あっという間に食べつくされます。

 

カマキリも住みついていますが、新たにバッタの天敵として活躍してくれている昆虫がいます。

↓ 私は初めて見ましたが、クロアナバチという寄生バチの仲間のようです。

 

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大きさはスズメバチ程度あり、10匹程度が一定の範囲に留まっているので普通に怖いです(笑)

しばらく観察していると、せっせと地面に穴を掘っている様子が見られます。

それも一つではなく、複数の穴を。

たまに自分で掻き出した土玉に躓いてドテッと転んだりと、お茶目なキャラクターも垣間見えて微笑ましいです(笑)

 

調べてみると人間に対しての攻撃性は低く、獲物を麻痺毒で仕留めて、その獲物に卵を産みつけ、生まれてくる我が子の食糧とするべく、掘った穴に埋めるようです。

穴は複数掘るものの、獲物を埋めるのは一つの穴だけのようで、他はダミー?みたいです。(笑)

時々、仕留めたバッタを捕まえながら飛んでいる姿も見られ、ちょっと頼もしいのですが、そうとは知らずに不用意に近づくと、驚いてバッタを落としてどっかに行ってしまったりと、やっぱり少しおっちょこちょいみたいです(笑)

 

クロアナバチに関する面白い見聞録を書かれているブログがあったので、勝手にリンクを貼らせてもらいます。

クロアナバチの無駄な穴掘り

 

 

8月24日 追記

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↑ ツユムシをマヒさせて、穴の中へと連れ込む作業中のクロアナバチ

 

今なお活発に活動するクロアナバチの、獲物拉致監禁の様子を捉えましたので追記しておきます。

写真では、既に左側に2つの穴が掘られているものの、実はこれはダミーのようで、

本命の穴は予め土で蓋をして隠してある中央の場所のようです。

蓋になって部分の土を退けると、クロアナバチは奥まで潜り込んで行きました。

 

一部始終を一人怪しく観察している最中、近隣に住むお姉さんが通りがかりそうになり、カメラを構えて昆虫観察している姿を見られるのはさすがに恥ずかしいので止む無く撤退しました。

その後の動向までは見られませんでしたが、しばらくして戻ると、ツユムシの姿もなく、中央に空けた穴も見当たらないので、穴の中に連れ込んで蓋をし終えたのだろうと思います。

 

 

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